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介護生活1 鈴木さん 出会い

フィリピンの現実

“たすけびと”では 日本人の一人の男性のケアをしていました。   鈴木さんはコロナのロックダウンの中に 脳梗塞で倒れてしまい 認知症となってしまいました。

私達に連絡が来た時にはガリガリで栄養栄養失調で一人では座れない状態

何処の誰だか分からない鈴木さん……

大概の日本人は知っている私でしたが 初めて会う日本人

鈴木さんは3畳程の部屋に 一人 オムツをして寝ていた

部屋は暑く臭いもアンモニアて臭で部屋には長く居れない

コロナ禍、とても恐ろしく感じた時間だった…

 

 

 

『鈴木さん!鈴木さん!』と呼びかけるが反応がない

 

 

 

 

色々と情報収集すると 1ヶ月前から寝たきりで

鈴木さんには専属のドライバーがいたらしく

その方が一日 三回オムツ交換し、食事を与えていた。

近所の方が鈴木さんの状況を見て、ドライバーでは面倒見れてないと判断し、とりあえず日本人を探し、私の所に連絡が来た。

 

 

 

 

 

冷蔵庫も空っぽ……

鈴木さんがどんな人であろうが 関係なく人間として 何とかしないといけない。

まず、大使館に報告

 

 

 

 

部屋の中から手がかりになりそうな物を探す。

息子さんの名前を発見!

直ぐに息子さんに連絡した。

息子さんは鈴木さんのドライバーの様子がおかししいと感じていてお金を請求されていたが日本とフィリピンの距離は遠い

 

 

 

 

息子さんの許可で病院の先生に来て貰い往診をお願いするが 『鈴木さんの身体が衛生的に良い環境ではないのでコロナ禍、患者には触れれない』 と言われた。

仕方がないない。コロナ感染防止…

 

 

 

 

でも、鈴木さんは息をしている。このまま放置はできない。

コロナ禍で飛行機も飛ばない中、

家族さんと話し合い私が責任者(保護者)になる手続きする事にした。

 

 

 

 

警察、弁護士、医者、町内の班長見たいな人(バランガイキャプテン)の許可と 私が彼の責任者(保護者)としての手続きが始まる。

保護者になる条件は色々とありましたが 絶対条件は24時間、介護士を24時間付け、次に医療ベット、車椅子、住居の見直し、が条件だった。

フィリピンでのコロナ禍、介護生活の準備を始めるが簡単ではなく手続きも遅く、苦労とお金が必要。

 

 

 

 

鈴木さんが取引していた銀行に駆けつけ 保護者の手続き中の書類を持って説明するが 簡単に鈴木さんの通帳には触れることは出来ず息子の金持ち友達のお父さんの協力で弁護士を用意してくれ  何とか私がお金の管理をする許可が降りた。

鈴木さんの息子さんからも お金を用意して頂き新しい生活の用意を始める

全てが初めての経験で 介護士、私達スタッフも

戸惑いながら の介護が始まりました。

とりあえず、軽い1日5回の食事を目標に介護生活が始まりました。

 

 

 

 

続く……

 

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