ドゥマゲテで死を迎える

フィリピンの現実

ドゥマゲテ在住日本人から 大山さんが亡くなった連絡が入った。

私は名前ぐらいしか知らなかった方だが 大山さんは私の事は知っていた。

 

 

 

 

 

大山さんは 年金暮らしで 贅沢な暮らしではなかった。 フィリピン人のパートナーの一室を借りて住んでいた。

部屋は4畳程のスペース
パートナーから日本の家族を探して欲しいと大山さんのノートを渡された

ノートには 家賃の支払い日、日記や メモ書きが残されいた。
 家族さんの住所と電話番号らしき物を発見!
早速、電話するが 誰も出ない💦
もう一度、大山さんのノートを見直し 娘さんらしき方の名前発見するが 電話番号らしき物は見つからない。
Facebookで名前検索し、半日後に 娘さん発見!    同時に大山さんの兄と電話が繋がった!
大山さんの状況を伝えるが、お兄さんは86歳。
耳も遠く 国際通話で話が聞き取りにくい
娘さんにも連絡が付き 現状を伝えると電話の向こうで娘せんは泣いていた…
娘さんは大山さんの「兄と相談し、折り返し電話します…」と言われ電話を切る
結果、お兄さんが葬儀代を送ってくれるとのことで一件落着…
次の日、通帳を確認するが 入金がない
再度、お兄さんに電話
日本の社会問題の現実を知った瞬間!!
お兄さんは銀行にお金を振込に行ったが コンビニのお兄さんに「それは詐欺です。」「フィリピンからの連絡は怪しいです」と言われ 入金を止められ振込が出来なかった💦
入金先は私の日本の銀行なのに…
大山さんのご遺体は棺にも納めてあげれない状況
大使館からもお兄さんに連絡して貰い 現実を伝えて貰い、理解して頂き次の日の入金を待つ
次の日も入金がない…😢
そう…銀行でも 同じく止められ入金は出来なかった
娘さんに至急、お金の手配を再度お願いの電話をした。
「もう、電話しないで下さい…」
私、理解出来ない…  訃報で泣いていた娘さんが「連絡するな」と……
実の娘さんですよね?…
娘さんと大山さんが話したのは5年前で
ほぼ、音信不通の関係だった
大山さんが亡くなって2日お金の目処が立たない…
つづく…

 

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